ルーブルで休日を楽しむ旅行

休日を有効利用、趣味を磨くには比較が大事


パリで芸術巡りの一人旅

3月に近くのスーパーで応募したホリデー 日帰り旅行に母が当選したので、一緒にバスで日帰り旅行に行ってきました。大変楽しく充実したバスツアーだったのですが、予定がびっちり組まれていて、自分の好きなように動くことができませんでした。そこで、思い切って4月にフランスのパリへ単身旅行をしました。主な目的は、複数の美術館や博物館へ行き絵画や彫刻を観ることでした。なんといっても一番の目的はルーブル美術館へ行くことを楽しみにしていました。一度行くだけでは全てのフロアを見て回ることは難しいと聞いていたため複数回行きたいと考え、自由に動ける単独でパリへ行くことにしました。また、エトワール凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム寺院等の建築物の造形デザインにも興味を持っており、実際に観たいと思いました。

観光場所はパリ市内で、参加したのはANAハローツアーの個人旅行プランです。このプランは、行きと帰りに、旅行会社の日本人のスタッフさんに車で空港からホテルへの送迎をして頂けるもので、フランス語が全く分からない自分にとってはとても助かるものでした。空港からホテルまでまっすぐに移動しても高速道路を走行して1時間程度だったため、もし電車やバスを使っていたらもっと時間がかかっていたと思います。交通費も旅行代に含まれていました。チェックイン、チェックアウトも送迎スタッフさんが代わりに行なってくれて、非常に助かりました。また、地下鉄とバスで使える回数券が10枚ついており、使い方を丁寧に教えてもらい助かりました。

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食事は、毎日ホテルで朝食バイキングを食べました。焼き立てのクロワッサンが一番おいしかったです。昼食、夕食は街中で購入したものを外で食べたり、ホテルへ持って帰って食べました。ゆっくりひとりでフランス語の流れるテレビを見たり窓から見えるパリの街並みを見られて贅沢な時間を過ごせました。

ルーブル美術館では、ダヴィンチのモナリザや、ミロのヴィーナスなどの教科書やテレビで見てきた有名な作品を生で見ることができ、とても感動しました。膨大な数の作品が展示されており、今まで知らなかった作家をたくさん知ることができ、まずます絵画や彫刻が好きになりました。

ルーブル美術館から徒歩20分ほどの場所にある、オランジュリー美術館ではモネの巨大な睡蓮が展示されていました。睡蓮は世界中に点在していますが、こちらの美術館は元々巨大な睡蓮を展示するために設計された場所のため、お客さんがたくさん入っていても絵が見やすく、長時間いてもストレスなくずっと観ていられる場所でした。

さらに驚いたことに、こちらではモネの鉛筆デッサンが展示されていました。パリの美術館をいくつか廻りましたが、鉛筆デッサンが展示されていたのはオランジュリー美術館だけでした。とても貴重な作品でした。さまざまな美術館へ行くことが出来てとても充実した旅行となりました。

朝方ルーブル美術館へ行く際に、人気が少ない暗い路地にて、若い女性三人組に英語で声をかけられました。私は英語を話すことが不得意だったため、はっきりした反応が出来なかったのですが、三人組が近寄ってきて、私を囲い、行く道をふさぐような状態になりました。三人とも手に署名用のボードを持っており、何やら「署名してくれ」と言っているようだったのですが、署名している間に鞄から荷物を盗む手口のスリ集団だと思ったため、逃げようとしました。しかし、道をふさぐようにしていたため思うように進まず、しばらく押し問答のような形になったのですが、ふと下の方を見ると私の右側にいた一人が、私のショルダーバッグの中に片手を入れていることに気付きました。すぐその手を掴み、開かせると何も持ってはいませんでした。その一人が「ばれた!」というような表情をし、三人に隙が生まれたため、その間に駆け出し、すぐ隣のガラス扉から美術館の入り口に通じるエスカレーターに乗ることができ、その三人組から逃げることが出来ました。女性ひとり旅は自分自身で色々と気を付けなければならないので、その点での気疲れは大きかったです。

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